カテゴリ
以前の記事
2012年 12月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 フォロー中のブログ
リンク
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 09月 03日
(8月12日)
コネチカットまで南下してきた。港町New LondonでCross Sound Ferryに乗り、ロング・アイランドへと向かう。目前に近づいてくるロングアイランドが、とても美しかった(写真)。島の先端の港Orient Pointには、一時間半くらいで到着した。 ロングアイランド東端のドライブは本当に良かった。あんなに美しいところだなんて、全然知らなかった。高速道路だらけのアイランド中央部とは雲泥の差だ。向かった地はたった一つ、Montauk。映画「Eternal Sunshine of the Spotless Mind(エターナル・サンシャイン)」の舞台となったMontaukの駅に、どうしても行ってみたかったのだ。 Long Island Rail Roadの終点Montauk駅を探すのは、意外と簡単ではなかった。その渋い単線の線路がこの辺りで終わっている、というのは分かるんだけど、肝心の駅がどうしても見つからない。寂れすぎていて、表示も何も無いのだ。でも、そういったところがよけいにドキドキ感を誘う。陽が傾きかけた頃、ついに駅を見つけた時には本当に感動した。 空き地に車を停めて駅のホームにあがると「Montauk」の文字が・・あぁ、ここでケイト・ウィンスレットが手を振っていたのかと思うと、もう感無量。感動に浸りながら、ホームを隅から隅まで散歩してみた。ホームには列車が一台停まっていた。周りには意外と多くの客が。どうやら、列車の発進が遅れているらしい。いかにも週末にビーチに遊びに来たというような若者ばかりで、真っ黒に日焼けした身体にサングラス、Tシャツ、短パンにサンダル、そしてザックを背負っている。多分あの映画のことなんて知らないか、あるいは知ってても全く気にも留めてないんだろう。そんな中、僕と同じか少し年上くらいの女性が一人、全身レース編みのような格好で立っていた。日本人ぽいアジア系のきれいな人で、こんがりと日焼けはしていたものの、どう見てもビーチに遊びに来たという雰囲気はない。絶対あの人もエターナルサンシャイン・ファンだ、と勝手に確信した。筋金入りのファンならば、車ではなくて彼女のようにちゃんとLong Island Rail Roadを使うはず。それを見て、ちょっと反省した。 引き続きホームをふらふらしていると、列車が発進できないのは何かテロの予告のようなものがあったから、ということが分かった。さらに暫く待つとようやく列車のドアが開き、客がごっそり列車の中に入ってくれたので、やっとホームの写真を撮ることができた。映画と同じアングルで。写真を撮りながら、ひたすら感動。 後は列車が出て行ってから、駅の遠景を撮ることにした。列車が出発するまでには、さらに20分くらいは待っただろうか。ようやく出て行ってくれたので、無人になった駅の遠景を一枚撮った。すると、突然、近くに停車していたポリス・カーが「ピピッ」と警告音を飛ばし、メガホンで「Excuse me! Come over here!」と言ってきた。 言葉の中に“Sir”が入ってなかったから、結構怒ってるなということが分かった。そう思うと、こっちもちょっと腹が立ってきた。だから、ちょっとトボケて、「オレのこと?」と聞いてみた。すると、間髪入れずに尋問が始まった。 「そこで何してる?」 「映画で有名な場所だから、写真撮ってるだけだよ」 「何の映画だ?」 「Eternal Sunshine of the Spotless Mindに決まってるじゃん」 「誰が作った映画だ?」 ミシェル・ゴンドリー(監督)のゲイっぽい顔はすぐに浮かんできたんだけど、一瞬名前が出てこなかったので、 「チャーリー・カウフマンが脚本を書いた」 とだけ言ったら、それで納得してくれた。もし「スピルバーグ」とか言ってたら逮捕されてたんだろうか。 その後、その警官は今世界で起きているテロの脅威について滔々と説明し、「だからここで写真を撮るのは違法なんだ」という強引な結論を導き出した。突っ込みどころはいくらでもあったんだけど、捕まってもしょうもないので黙って退散することにした。もう十分に駅を楽しんだ後なので、特に問題はなかった。 翌日、映画の中でケイト・ウィンスレットとジム・キャリーが住んでいるRockville Centerの脇を通って帰路についた。次に機会があればぜひMontaukビーチ、そしてRockville Centerを徘徊してみたいと思った。
by maplefly
| 2006-09-03 19:57
| 映画
|
ファン申請 |
||