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2005年 12月 30日
今日は久々に丸一日の休みをとった。朝アパートを出て、今月31日までメトロポリタン美術館で開催されている「Vincent van Gogh: The Drawings(ゴッホ素描画展)」に行ってきた。ものすごい数の人で、入場するだけでも30分以上待たされた。ゴッホは生前は全く評価されなかった画家だっただけに、長い順番待ちをしながらこんな状況を彼が見ることができなかったのをとても残念に思った。さて、Exhibitionは長い待ち時間に耐える価値の十分ある、大変見応えのあるものだった。多くの作品が展示されてあったが、実際彼は素描画を特に大切にしたらしい。僕はゴッホの画は結構好きな方なのだが、やはりその迫力はあの大胆な色使いから生まれてくるものだと思っていた。しかし、色のない素描画でも彼の画の迫力は全く衰えることなく、むしろすごさが際立って見えた。自殺する2年ほど前に彼は自分から精神病院に通うようになり、その頃から彼の画はだんだんうねり始める。このうねりがある意味彼の真骨頂でもあるのだが、素描画で見せるはっきりとした力強いうねりは、彼は病気なんかではなくて単に天才的な芸術家であったということを証明しているような気がする。素描画のexhibitionを見た後に、彼が死ぬ少し前に描いた有名な作品群を見たのだが、今日はそれらの画がとてもおとなしく見えた。
さて、美術館で疲れ果てた後はそのまま買い物に出かけ、前から欲しかったブーツを手に入れた。さらにその後は、日本人のラーメン屋さんに行ってビールを飲みながらラーメンとチャーハンをいただく。ごくごく普通のラーメンとチャーハンなのだが、その平凡さがほんとにおいしく、大満足だった。 今日は本当によく遊んだので、疲労もなんとなく心地よい。
by maplefly
| 2005-12-30 23:05
| アート
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