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2005年 11月 17日
僕たちの研究室にはショウジョウバエ実験専用の部屋、いわゆる「ハエ部屋」がある。ハエ部屋はモレキュラーワークや生化学などを行う実験室とは別個に存在していて、遺伝学を主にやっている人たちは一日の大部分をこの部屋で過ごすことになる。日米を問わず、スペースに余裕のあるハエラボは大抵この形式をとっているように思う。
最近うちのラボではハエ人口がかなり増加してしまって、ステーション(ハエ実験用スペース)取りの競争が激化している。ハエ部屋には6つのステーションがあるのだが、現在、rotation studentも含めると10人くらいでその席を争っている。だから、一度他の仕事をしてからハエ部屋に入ったときに都合良くステーションが空いてたりするのは、非常にラッキーである。つまり、最近は実験できること自体に小さな喜びを感じてしまう。いいことなのかもしれない。ただ、こんな状況になると、長時間むやみにステーションをキープする人も出てきて、これにはちょっと頭にきている。うちのラボではGerry Rubin研のシステムを踏襲していて、15分間以上ステーションを離れる場合は自分のスタッフを全て片付けなくてはならないという決まりがあるのに。決まりを遵守する、という大和魂を叩き込んでやりたい。 さて、ハエ部屋の中にはホワイトボードがあって、僕たちポスドクや大学院生がディスカッションするのに活発に利用されている。情報交換や白熱した議論が頻繁に行われ、残された文字は毎日変わっている。ディスカッションの文字に混じって、誰かがホワイトボードの隅にこんな言葉を書き込んでいた。 Time flies like an arrow. Fruit flies like a banana. ちょっと調べてみると、アメリカ人コメディアンのGroucho Marxが残した言葉、ということだった。単なる言葉遊びなんだろうが、僕には少し意味深に響いた。研究が進まないまま年月はあっという間に過ぎ、でもそんなことはお構いなしにハエたちはバナナに大喜び。・・・ちょっと深読みしすぎか。
by maplefly
| 2005-11-17 23:32
| 研究/日常
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