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2007年 07月 11日
タイミングよく(?)、Barry DicksonたちのVienna RNAi fly libraryの論文がNatureにお目見え。。
Dietzl G. et al. ウェブ上では既に公開されていたものだけど、彼らはハエの全遺伝子の88%をカバーする大規模なUAS-inverted repeat(RNAi発現)トランスジェニックフライのライブラリー(22,270系統)を作製した。さらに、いくつかのGal4ドライバーを用いてこのノックダウン・プロジェクトが機能的にワークしていることも確かめた。言うまでもなく、この仕事のショウジョウバエ・コミュニティーへの貢献は計り知れない。これにより、ハエにおいて“好きな時に好きな細胞種で好きな遺伝子をノックダウンする”ことがほぼ可能になったわけである。 テクニカルに一つ興味深かったのは、Dicer-2を共発現させることによってRNAi効果を促進することができるということ。off-targeting効果をもつものはそちらも促進してしまうのでもちろん注意が必要だが、使い方によっては威力を発揮しそうだ。off-targetingはRNAiにつきまとう問題ではあるが、そういう意味でも現在遺伝研で作製中のRNAi flyライブラリーの存在意義は大きい。 著者らも指摘するように、RNAiによるノックダウンの大きな利点は、時空間的操作が可能な点と、増殖を終えた細胞(神経や筋肉など)にも適用できる点である。その一方で、孤高のEMSモザイクスクリーニングにも他の追随を許さない多くの利点があるわけであり、両者が互いに補完し合うことによって今後ショウジョウバエがますます強力な遺伝学的ツールになることは間違いない。このRNAi flyライブラリーの完成により、EMSスクリーニングのスピードもさらに加速することになるだろう。今こそ、EMSの時代ですよ。。 ということで、明日も地道にEMS・・
by maplefly
| 2007-07-11 23:39
| 論文
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