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2006年 06月 08日
機械と違って、生命システムには大きな「揺らぎ」が存在する。この「揺らぎ」があるからこそ、生命体が適応・進化できるのである。でも、どうも生命にはこの揺らぎを無くしたいという意思があるようだ。とにかく「ノイズ」を小さく、「揺らぎ」を少なくするために、例えば「cell competition」とか、「compensatory proliferation」とか、「morphogenetic apoptosis」とかといったような機構を獲得してきた。つまり、細胞社会は「犠牲」とか「代償」とかといった、どちらかというとヤクザ映画が似合うような渋い社会なのである。ヘタに「協調」なんかしてしまうと、「癌」を作ったりしてしまうのだ。考えてみたら、細胞社会は極めて異常な社会でもある。全員が全員、全く同じDNAをもっているのだから。でも、だからこそ、個々の細胞がまるで血の杯を交わしたかのような振る舞いを平気で行えるのだろう。そう思って見てみると、細胞も超カッコよく見える。
細胞社会に比べると、一人一人が全く違うDNAをもった人間社会は極めて健全である。基本的には、世界の「揺らぎ」のことなんか全く考えずに、一人一人がお互いのために助け合い、協調し合う。困ったり大変だったりする時に、本当に助けになるのは他でもない人間の力である。いやはや、もしお隣のFNさんの助けがなかったら、そしてHHのノー天気仲間さまのお力添えがなかったら、今ごろ思いきりmorphogenetic apoptosisしていたところでした。本当にありがとうございました!
by maplefly
| 2006-06-08 00:52
| 研究/日常
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