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2006年 04月 17日
あの懸案のリバイス論文が、ついにアクセプトされた!本当にほっとした、というのがまず最初の正直な感想。そして、一部どうしても納得いかないような辛い経緯を辿って来たにせよ、やはり論文が受理され世に発表されることが決まったことは本当に嬉しい。研究を進めていく上で貴重な助言やサポートをしてくださった多くの方々、また、貴重なマテリアルを分譲してくださった多くの方々に心から感謝いたします。
しかしこの論文、本当に長くて辛い戦いだった。最初の投稿から約一年半。自分の短い業績リストを振り返ってみても、こんなに苦労した戦いは過去にはなかった(単にこれまでは運が良かっただけかもしれないけど)。その分、今回は目には見えない多くのことを勉強することができたと思う。この投稿論文を通して、研究コミュニティーにおけるサイエンスのあり方、研究のオリジナリティーとプライオリティー、発見に対するクレジット、研究の質と論文のインパクトファクター、さらにはそれに連動する就職や研究グラント等に至るまで、研究内容以外のことについても非常に多くのことを考えさせられた。ただ、今一つ言えることは、これでようやく今回の仕事を世に問うことができるということ。そういう意味では、世の人々の目になんとか留めていただけそうな雑誌に掲載してもらえることになったことは、幸いだった。 安堵と嬉しさと無念さが入り混じるちょっと複雑な心境の中、恒例のお祝いのシャンペンを開ける。いつかはドンペリを、という願いはあるのだけど、今回はおとなしくスモールサイズのモエ・エ・シャンドンを酒屋で手に入れる。 さらに後日、とっておきのワインを一つ開ける。論文が通ったら開けようと思っていたもの。イタリアワインの中では最も有名な銘柄の一つ、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」。特にこのイル・ポッジョーネというワイナリーで作られるものは現地で非常に人気が高いためにほとんど輸出されることがなく、日本では「幻のブルネッロ」とまで言われているらしい。これはその1997年モノ。このワインは以前、イタリア・トスカーナのモンテプルチアーノで手に入れてきたもの。モンテプルチアーノはホテルでさえも英語が全く通じない、とても素晴らしい田舎の村だった。 お味の方はというと、これが期待を全く裏切らない、むしろ期待以上の、本当に素晴らしいものだった。旨いワインを飲むだけでこんなにも幸せな気分になれるものかと、改めてその魔力を感じてしまった。まぁ、途中から酔っぱらってるせいもあったのだと思うけど。 さて、これでようやく一区切り。そして、今の仕事に完全に集中できる。ボスも体で思いきり表現していたように、次へ向かって全力で頑張らねば。
by maplefly
| 2006-04-17 01:38
| 研究/日常
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