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2006年 03月 13日
昼飯を食べながら、rotation studentのJLにやってもらっていたプロジェクトをどうすべきか悩んでいた。実は、彼女が最後の最後に目的の変異体を見つけてくれたこの新たなスクリーニング、その後僕自身がしばらく続けてみてある重大なことに気がついた。なんと、当たりがとれすぎるのだ。
当たりがとれすぎるスクリーニングはよくないスクリーニングだ。こんなにspecificでかつ驚くほどdrasticな表現型をスクリーニングしているというのに、こんなに多くの変異体がとれるなんておかしいと思った。でも、これが事実だ。これら数多くの変異体について、片っ端から責任遺伝子を同定していくのはもちろんナンセンスだ。ボスも当たりが多くとれすぎた時点で少し興味が薄れたようだった。 しかし、なぜこんなにとれるのだろうか。実はそれ自体がこのスクリーニングの答えなんじゃないのか・・・と思ったら、突然閃いた。元々このスクリーニングは、2つの遺伝子変異の総和の表現型を見ている。2つのうちの、一方の変異をスクリーニングしているわけだ。確かに無数の異なるシグナルが、ダイレクトではなくても二次的にconvergeするポイントは存在するはず。そのポイントが、答えなわけである。各変異体に共通するある表現型から、そのポイントはすぐに推測できた。僕の頭の中には、くっきりとHelveticaのフォントでそのタンパク質のスペルが浮かび上がってきた。これは久々にきたかも。早速ストラテジーを立て、最初のバージン取りを始めた。結果が出るまでには結構な時間がかかりそう。まぁ、あまり期待しない方がいいけど、少なくとも最初の結果が出るまではちょっとした夢が見れそうだ。
by maplefly
| 2006-03-13 23:06
| 研究/日常
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