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2005年 12月 29日
今年も残すところあと2日。アメリカでは「New Year’s Resolution」なるものが大変有名で、年の始めに誰しもが「新年の決意」を発表してそれを実行しようと努力する。「有言実行」の国ならではの習慣か。実は僕もこの慣習に習って、今年はNew Year’s Resolutionを3つ掲げていた。あらかじめ言い訳しておくと、僕は基本的に“高すぎる目標”を掲げるタイプなので、まず達成できることはない。
1.論文6報(もちろん、他力本願の共著論文も含めて) 2.映画80本 3.キーボードのブラインドタッチ 結果は・・・なんと、一つも達成できなかった。なんとも情けない。 1の論文に関しては、まず自分のメインの論文でつまずいてしまってそれにかかりっきりで、他の論文に全く手が回らなかった。他力本願の方もそう簡単にはいかず、結局受理されたのはたったの2報。両方ともただの共著論文で、しかも一報は予期すらしていなかったもの。いや〜、本当に論文は甘くない、というのが正直な感想。まあ、しょうがないので、気合いを入れ直して来年頑張るしかない。 2の映画に関しては、80本観るのが目標だったのだが、結局観たのは今日現在までに61本。そのうち映画館で観たのは8本。あと2日で19本を観るのはまず不可能だ。もともと映画好きなのだが、アメリカに来てからは英語の勉強のためにより多くの映画を観るよう努力することにした。ただ、僕は「ゴッドファーザー」や「スカーファイス」のようなハードボイルド系の気合いの入った映画が好きなので、普段は使えないような危ない言葉ばかり覚えてしまった。とにかく、今年は分かりやすいように数値目標を掲げてみた。2週間で3本のペースで観れば1年で80本に達するから、これは達成できる数値だと思っていた。が、これも甘かったようだ。ちなみに、この1年で観た映画(DVDも含む)の中で、僕が一番気に入ったのは「Sin City」だ。フランク・ミラーのコミックを今注目のロバート・ロドリゲスが中心となって映画化したもので、タランティーノもゲスト監督として製作に参加している。荒れ果てた罪だらけの街で純愛を貫く、というのが映画全体からのメッセージだ。ちょっとグロいところもあるけど。4つのストーリーのオムニバス形式になっているが、実はこれらのストーリーがどこかでつながっていることに気づく。モノクロのコミックを再現するために基本的に全編白黒だが、時々演出的に使われる色がとても際立つ。キャストはまさにオールスターだ。しかも、いずれもすばらしい演技を見せている。ブルース・ウィリスの演技も冴えていて、ストーリーの中心的存在となる。また、尋常でない男マーヴ役のミッキー・ロークはまさに圧巻の一言。ものすごい迫力だ。クライブ・オーエンは相変わらず存在感があるし、ジョシュ・ハートネットの最後の演技は感動的によかった。あの「フロド」で有名なイライジャ・ウッドは、めちゃくちゃ恐い。女性陣もとてもすばらしいのだが、特にジェシカ・アルバはめちゃくちゃいい。ジェシカ好きならこれだけでも観る価値が十分にあるだろう。でも、個人的に一番すごいと思ったのは、ベニチオ・デル・トロの演技だ。とにかく凄いの一言。一見単なるコントのような場面を、すさまじい迫力で全く違った次元のものにしている。いや、演技自体がほんとに笑えて、なおかつその迫力に圧倒されてしまうのだ。あと、ロバート・ロドリゲスの音楽もすごくいい。とにかく、僕のツボにはまった映画だった(ここの日本語による解説は詳しくてとてもいい)。 「Sin City」以外で特によかったのは「Kill Bill Vol. II」。Vol. Iがグロすぎる、という意見もあるが、Vol. IIはきわめていい映画に仕上がっている。主演のウマ・サーマンがめちゃくちゃいい。生き埋めにされた棺桶の中で、ウマ・サーマンが昔の修行を思い出して当時マスターした技を使って脱出を計ろうとする場面があるのだが、個人的にはこれがめちゃくちゃ笑えた。実はこれは笑うシーンではないのだが、タランティーノのセンスとしてはこれは恐らくギャグだろう。というのも、あんな技は棺桶に入れられて生き埋めにされた時以外に使う場面など考えられないのだ。タランティーノ映画らしく、音楽も抜群によかった。とにかく、この映画も何度観ても飽きない。 さて、話を元に戻そう。3つ目のブラインドタッチについてだが、これはアメリカに来てから思うようになった。こっちの人々は高校の単位をとるのにブラインドタッチが必須なので、全員できるのだ。みんなタイプするのがむちゃくちゃ早く、これは絶対マスターすべきだと思った。いや、日本でも若い人は全員できるのかもしれない。でも、目標には掲げたものの、あまり練習しなかった。だから、当然マスターなんかできるわけがない。全く見ずに打てるようになったのは「Drosophila」くらいだ。 結局全部ダメだったが、努力目標を掲げるのは悪くなかった。来年もトライしてみるかな。
by maplefly
| 2005-12-29 23:26
| 映画
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