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2005年 11月 18日
パスポートの更新のためボストン日本領事館へ行ってきた。その帰り、MFA(ミュージアム・オブ・ファインアーツ、ボストン)に寄った。お目当ては、現在 exhibition として開催されている「アンセルアダムス写真展」である。以前ニューヨークで行われたときよりもかなり多くの作品が集められていて、いい写真展だった。彼が実は人や建造物なども結構撮っていたことや、プロの写真家になる前に実はプロのピアニストとして働いていたことなどは、今回初めて知った。もちろん、彼はヨセミテなどの自然風景写真家としてあまりにも有名である。彼の写真の恐ろしいほどの細部の緻密さは、本当に自然の美しさを理解していたがゆえに表現できたものであろう。写真は「光」が全てであるが、モノクロで撮ることによってそれは完全に光と影だけの世界になる。そこに彼の真骨頂が現れるのではないかと思う。
今回印象に残った写真の一つは「Moonrise」。1941年のニューメキシコ、彼はサンタフェへ向って車を走らせていた。その時、彼は “人生に一度しかない瞬間” を感じてすぐに車を止めた。露出計を用意していたら光が変化してしまうことは分かっていたので、彼は即座に自分の眼でシャッタースピードを判断してその瞬間をフィルムに収めた。光が変化しないうちにすぐに2枚目をトライしたが、それはすでに遅すぎた。つまり、たったの一枚しか撮れなかったのだが、後にそれは彼の最も有名なショットの一つになった(この写真は例えばここで見られるが、言うまでもなく本物はこれよりもはるかに美しい)。 僕も、素人ながら日本では自然風景写真に結構ハマっていた。刻々と変化する光と色を追って、心臓をバクバクさせながら露出を変えてシャッターを押し続けていた。もう3年以上やってない。今はもっぱら心臓をバクバクさせながらフォーカルプレーンを変えて顕微鏡写真のシャッターを押し続けてしまっている。たまには自然に戻る機会を作った方がいいような気がしてきた。
by maplefly
| 2005-11-18 23:37
| アート
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